キッチン換気扇の入替時の採寸

こんにちは
本日はお問合わせも増えている、キッチン換気扇の入替工事の為の
大切な採寸のお話しをさせていただきます。

消防法に適した換気扇を設置してください!

最近ではインターネットで購入した商品の設置依頼も増えているのですが、
実は換気扇には消防法が関係してくるので、採寸がとても重要になってきます。

お問合わせいただいたご家庭の中に何軒か、消防法を満たしていない換気扇設置住宅があったのです。

これは、火災保険などにも関係してくるので、本当に重要な事です。

既存の換気扇のサイズを測り、同じサイズの物を購入し、設置して欲しいという依頼もございましたが・・・既存のサイズが消防法を満たしておらず、設置を断念されたケースもございます。

換気扇の設置は、必ず消防法に適したものをご準備下さい。

  • コンロから換気扇(フード)までの距離が80~100㎝以内に収まるように設置しなければならない。
  • 換気扇のフードがコンロにすっぽり収まる様に設置しなければならない。

この2点が入替の設置では重要になってきます。

2点目のコンロにすっぽり収まるサイズがクリアできていない場合が多いです。

換気扇の位置がずれていたら、きちんとコンロが収まるサイズに交換しなければいけません。
通常の設置型2口コンロは、60㎝の規格が多くその場合は、75㎝の換気扇を設置しなければいけないのです。

中々言葉では伝わらない部分もあると思いますので、
本日は、我が家のキッチン換気扇を使って説明したいと思います!!
というよりも、換気扇をずっと買い換えたいな~と思っていたので、
この機会に採寸です^^

キッチンの写真

換気扇の入替では穴の位置がとても重要です!

写真撮影が下手でごめんなさい・・・
ビルトインのコンロと、上にフードがありますが、コンロよりフードが大きいの分かりますか?
これがコンロがスッポリ収まるサイズです。
一般的な換気扇の開口サイズは、60cm75cm90cmです。
これ以外を希望の場合は、おそらく特注になるのではないのでしょうか?

このビルトインコンロが75cmでしたので、換気扇の開口サイズは90サイズになります。
*同じサイズではダメなので、一回り大きいものを選びます。

キッチンと換気扇の写真

次に換気扇のフィルター部分を外して、サイズを測ります。
*我が家はプロペラ式ですが、シロッコファンの場合はダクト穴の位置やダクトの高さなどを見ます。

換気扇の写真

プロペラ換気扇が出て来ました!!
このプロペラの汚れをみて、入替を再決心しました。笑

このプロペラタイプがついているという事は、四角く穴が開いているのです。

穴の位置によって、入れ替えるレンジフードのダクト穴として再利用できるか?
完全に穴を閉じて、「新しいダクト穴を開けるかどうか」「入れ替える換気扇の排気口の位置」なども決まったりしますので、結構重要です!!

ちなみに我が家のプロペラは、25㎝羽のプロペラです。
外寸は35センチくらいになり、穴は30㎝角になります。

プロペラ換気扇の簡易図面の写真

こちらが採寸した物を紙にまとめた物です。

ここで抑えていただきたいポイントが、床からコンロの高さのサイズもしっかり測っていただき、検討中の換気扇の高さがどのくらいの位置に来るかを、イメージしていただきたいです。

ちなみに我が家の場合は、床から換気扇のフードまで180㎝ありますが、今回既存の穴を再利用したいと思うので、入替予定のレンジフードの排気口の高さも考えて、今より5㎝下げる事が理想です。

床からレンジフードまでの高さは175㎝になりますが、我が家で身長が一番高い人が170㎝弱なので頭は当たりませんので、クリアです^^

今回、採寸をまとめている物で、我が家の場合は大体大丈夫ですが、棚等がサイドに設置されている場合は、棚のサイズも測っておくと、より設置のイメージがつきます。

換気扇の簡易図面の写真

こちらは実際ご依頼いただいたお客様の簡易図面になります。

  • プロペラタイプからフラットタイプのレンジフードに入替え希望
  • 既存の換気扇の位置がガス台よりずれている
  • 既存の換気扇の開口が消防法に適していない
  • 既存の換気扇の設置高さが消防法に適していない

上記内容を踏まえて、お客様のご希望のフラットタイプへ入替する為の図面となります。

換気扇の両隣にシステムキッチンの棚が設置されており、設置場所のサイズを変更するのは無理でした。

スリムタイプを探し、幕板等を使って設置位置を100㎝まで下げます。
足りない部分は、コンロ台を底上げで対応です。
背面の幕板を加工し、背面からダクトが出る様にします。

それでも左側の棚との間に20㎝間が空いてしまいます。ここは、タイルもしくはクロスにて対応になる部分です。

レンジフード入替の現地調査を無料で行わせていただきます!

レンジフードは決して安い物ではありませんので、既存の物と入替であっても、今の物が消防法に準じているか、計測で確認を行って下さい。

少しでも不安がある場合は、購入前にご相談下さい^^

もちろん当店では、無料で現地調査を行わせていただいておりますので、レンジフードの入替をご検討のお客様は是非ご相談下さい。

我が家の換気扇の入替が完了しましたら、またブログで報告させていただきます。