台風被害でお問合わせが多かった、漏電に関しての緊急対処法をご案内させていただきます。
殆どのお客様が、「中国電力」に来ていただいて状況を見ていただいておりましたが、中国電力が工事出来る部分は、中国電力の持ち物のみなのです。
じゃ~どこまでが中国電力の持ち物?と言う事になりますが、電線から家に引き込んでいる(金具などがついてます)その引込口までが中国電力の持ち物です。
少しややこしいですが・・・引込金具 ⇒ お客様の持ち物メーター ⇒ 中国電力メーターボックス ⇒ お客様の持ち物(ただしメーター設置には、中国電力の資格が必要なので、中国電力または電気組合の方が工事出来ます。当店は電気組合加入店ですので工事出来ます)
漏電は完全にお客様の持ち物上でのトラブルなのです。中国電力が調査に来てくれる理由は、外の電線が原因で漏電が起きていないか?(自分達の持ち物)を確認してくれるのです。そこで問題がなければ「どこか電気屋さんを探して対応してもらって下さい」と言って帰っていきます。
もちろん、私達も中国電力の持ち物が壊れている場合には、絶対に修理しないのでこれと同じ事です^^
しかし漏電が長引くと、色々と大変ですよね・・・
電気が全然使えない状況だと尚更です。
しかし、使える方法もあるのです!!
分電盤には左側に大きなブレーカーが1個設置されており、横に小さなブレーカーがついています。
画像の赤枠部分が落ちると、家全体の電気が切れてしまいます。
まずは、赤枠部分も黄枠部分も全てのブレーカーを下げて下さい。
次に赤枠部分のブレーカーを上げて下さい。
(この状態で赤のブレーカーがすぐに落ちてしまうなら、漏電ブレーカーの不具合の可能性が高いです。)
赤枠部分のブレーカーを上げたまま、黄枠部分のブレーカーを1つずつ上げてみて下さい。
どこかのブレーカーを上げた時に、赤枠部分のブレーカーが落ちたら、その部分が漏電箇所です。
その部分以外のブレーカーが全てあがり、赤枠部分のブレーカーが落ちない場合は、黄枠部分の落ちたブレーカーの先の配線・もしくは家電が原因と言う事になります。
一か所だけブレーカーが落ちた状態で、部屋を調べてみると照明が付かない箇所や、家電が使えていない箇所があると思います。
この方法で、完全に電気が付かない状況はとりあえず回避出来ます^^
もちろん、配線などの漏電の場合は、電気工事士が行わないといけないので、これ以上の復旧作業は、絶対にやめて下さいね^^(火災の原因等になります)